イズモテンブログVOL.107「ヤリスクロスが牛丼のあのサイズとそっくりだと思うのは私だけでしょうか」
2020.10.31
出雲店の山形です。
イズモテンブログのコンセプトは「車屋なのに、車屋らしくないブログを」です。
そんなこんなでよそのトヨタのお店だったり、同じ会社の他の店舗と差別化を図っていたのですが。
最近、けっこう車屋らしさのないブログの多さが気になっています。。。
というわけでひねくれ者の山形は、今回車の話をすることに決めました。
ヤリスクロスという新しいお車の話です。
ちょっと騙されたと思ってお付き合いください。
勉強会でヤリスクロスの魅力にどっぷり浸かった私は、お友達に会った時に言いました。
形「今度新しく出るヤリスクロス、これ、すごいぞ・・・。」
「え、ヤリスなの?」
形「いや、個人的にはヤリス感は薄めで、ヤリスはいったん置いておいたほうがいいと思う」
「分かりづらいなー。ヤリスの大きい版?」
形「いや、ジャンルでいうとSUVなんよな・・・」
「またSUV!?トヨタ一体SUVで何車種あるの!?いるか!?新しいSUV!」
形「いや、これはすごいんよ・・・」
「なんか分かりやすい例え出して」
私は「例えるならオタク」ですので、こういう質問が大好きです。
喩えて見せましょう。
ヤリスクロスを。
腕の見せ所です。
ヤリスクロス・・・
例えるならば・・・
すき家の牛丼の
中盛り
です。
・・・・・詳しく解説していきましょう。
まずはすき家の牛丼のサイズを頭に叩き込むことから始めましょう。
車の話はそれからです。
すき家の牛丼のサイズは、
ミニ
並盛
中盛
大盛
特盛
メガ
とあります。
それではまずこの違いをおさらいしましょう。
ミニ(290円)
ご飯もお肉も少なめ
・ご飯:140g
・お肉:60g
並盛(350円)
標準サイズ
・ご飯:260g
・お肉:85g
中盛(480円)
ご飯少なめお肉4割増し
・ご飯:235g
・お肉:135g
大盛(480円)
ご飯もお肉も大盛
・ご飯:360g
・お肉:120g
特盛(630円)
ご飯大盛りお肉2倍
・ご飯:360g
・お肉:170g
メガ(780円)
ご飯大盛りお肉3倍
・ご飯:360g
・お肉:255g
まず規則性から確認しましょう。
一般的にサイズが大きくなるに従って、価格が高くなります。
当然のことでしょう。
おや、そういえば車もだいたいそんな感じですね。
サイズが大きくなると、価格もあがっていきますね。
シエンタよりも、VOXYが。
VOXYよりもアルファードが。
どうやら、牛丼と車には共通点がありそうな気配が漂ってきました。
ところでサイズのおさらいをしていると、1種類、特異な牛丼がいますね。
そう、中盛りです。
「ご飯少なめお肉4割増し」
という異質な雰囲気漂うサイズ感。
価格は大盛りと同じなのに、ご飯とお肉のバランスが違うんですね。
ここでそれぞれのご飯とお肉の比率を比較してみましょう。
ミニ・・・1:0.42
並盛・・・1:0.32
中盛・・・1:0.57
大盛・・・1:0.33
特盛・・・1:0.47
メガ・・・1:0.70
この比率で、同じ分量のご飯に対してより多くのお肉を摂取できるかどうかが見えてきます。
つまり、メガが一番「にくにくしい」ということが分かりますね。
そしてメガに次いで「にくにくしい」のが中盛という結果も見えてきます。
メガよりも300円も抑えながら、このにくにくしさ。
いわゆる、「コストに対してのパフォーマンスが良い」
コスパがいい牛丼、ということになりますね。
ところでこの「中盛」という概念が登場したのは2012年のようです。
40年近い歴史を持つすき家の中では、比較的歴史の浅い商品になります。
つまり、ここ近年で「中盛」の需要が高まってきたということなのでしょうか。
この中盛、面白い。
人間はわがままな生き物です。
どんどんどんどん、わがままになっていきます。
美味しい牛丼が食べたい。
手っ取り早くお肉が食べたい。
できるだけ安く済ませたい。
できるだけ早く食事を済ませたい。
ここで「はやい、安い、美味い」という三本柱が生まれたのではないでしょうか。
ここからさらに、
もっと大きなサイズないの?→特盛誕生
え、特盛とか全然足りないんだけど→メガ誕生
メガとか楽勝すぎワロタwww→キング誕生(裏メニュー)
とか、そんな感じになったんじゃないのかな〜というのは私の予想です。
ここから人間のわがままがさらに加速します。
お肉はしっかり食べたいんだけど、ご飯はそこまでいらないんだよね。
焼肉屋に行った時に、
「ご飯でお腹を膨らませるのは勿体ないって。俺、今日は肉しか食わないから」
と誰かが意気揚々と宣言する、あんな感じでしょうか。
そんなお客様の要望にバチっとはまるのが中盛なのでしょう。
面白い。非常に面白い。
さて、そろそろヤリスクロスのお話です。
トヨタではSUVを7車種も扱っています。全長順に並べてみましょう。
ライズ
ヤリスクロス
C-HR
RAV4
ハリアー
ランドクルーザープラド
ランドクルーザー
そう、ヤリスクロスはライズとC-HRのちょうど間のサイズなんです。
どの車にも、競合車と呼ばれる他メーカーのライバル車が存在します。
ライズであればスズキクロスビーなど。
C-HRであればホンダヴェゼルといったように。
では、このヤリスクロスのライバル車は一体なんでしょう。
ライバル車、ないんです。
そう、ないんです。このサイズのSUV。
今日のSUV人気は凄まじいです。
年々ランキングの上位にSUVの名前も増えてきました。
つまり、乗る人が多くなるということは、それだけ様々な要望の声も出るということです。
さっきのすき家と同じように。
「ライズだと小さいな」
「C-HRだと大きいな」
という声もあるのでしょう。
そんな中にトヨタからの新提案でヤリスクロスという選択肢。
まとめます。
ヤリスクロスの魅力①
ありそうでなかった新しいサイズのSUV
さて、サイズだけが新しいのであれば私もここまで熱弁しません。
ここからです。ヤリスクロスの魅力。
中盛という特異な存在とヤリスクロスがなぜ似ているのか?
ヤリスクロスはこのトヨタ車のSUVの中で何が特異なのか?
車って、価格があがったり、サイズが大きくなると、どんどん機能が増えていきます。
例えば、ライズにパワーシートはついていませんが、ハリアーはパワーシートです。
C-HRにパワーバックドアはついていませんが、RAV4には設定があります。
ですがヤリスクロスは、上級グレードZにはパワーシートが標準装備。
ハンズフリーパワーバックドアもオプションではありますが選択できるようになっています。
え、この価格帯でそれやっちゃうの?という現場の人間の素直な気持ちです。
燃費もいいし、室内空間も広いし、ちょっとやりすぎじゃない?という気持ちです。
まとめます。
ヤリスクロスの魅力②
コストパフォーマンス高めなSUV
(1ランク、2ランク上の車と同等の装備が設定されていたり、選択できる)
また、SUVってもともとはオフロード志向の車ですよね。
それが最近はそうでもないSUVが増えてきているんですよね。
ハリアーは街乗りで都会派志向。
C-HRもアウトドア系というよりは・・・
一方で、RAV4やランクル系は、本来のオフロード志向系のSUVです。
ですが、
「1台で街乗りもアウトドアも楽しめるSUVはないんか」
という声が聞こえてきそうです。
そんな方に見事なまでにお答えするヤリスクロスという選択肢。
この車、スーツ姿で運転していても様になりますし、マウンテンパーカーを着て週末にキャンプ場に行っても絵になります。
コンセプトの「やりたいこと、全部やろう」というのはこういうところに表れているなぁとしみじみです。
まとめます。
ヤリスクロスの魅力③
TPOに応じて使い分けれる新しいSUV
あとふたつほど紹介します。
女性の方に評判が非常にいいです。この車。
この仕事をして5年目になりますが、SUVを検討される女性の方が増えてきた印象です。
ですが、
「今はいいけど後々チャイルドシートとかってなるとC-HRは難しいかな・・・」
「ハリアーかっこいいと思うけど、ここまで大きな車がいるかどうかって考えると・・・」
という声もこれまでたくさん聞いてきました。
男の人はどちらかというと、実用性よりも
「見た目重視!!!」
「なんなら見た目一択!!!」
「大きいに越したことはない!」
「燃費とか、知らんがな!!!」
という方も多いのですが(笑)、
女性の方とお話をしていると、実用性や購入後の維持費であったり、今だけでなく購入してから数年後のライフスタイルまで想像される方が多い印象です(あくまで私個人の意見です)
そんな方にぴったりなヤリスクロスという選択肢。
まずは魅力的なサイズ感。大きすぎず、小さすぎず。
見た目も最近のオラオラ顔の風潮に反して、ぱっちりお目目の愛くるしいルックスです。
チャイルドシートを載せることを考えた場合、2列目の天井の高さがC-HRよりもありますので、比較的スペースにゆとりがあります。
また、ヤリスクロスのHVになると他のSUVの中でもぶっちぎった燃費なので、購入後のランニングコストも抑えることができます。
それでいて、質感も高く便利機能も充実、安全機能も多くが標準装備されていますし、いくつかの機能は予算や希望に応じてオプションで取捨選択することもできます。
ヤリスクロスの話に夢中になるあまり、牛丼の話を忘れていましたが、
「お肉しっかり目の牛丼が食べたいけど・・・メガだと多すぎるしなぁ。お米そんな食べれないし・・・。でもお肉はしっかり食べたい・・・」
そんな方向けに中盛という選択肢があるように、トヨタのSUVにはヤリスクロスという選択肢があります。
まとめます。
ヤリスクロスの魅力④
女性の方に是非みて欲しい、トヨタの新ジャンルSUV
長くなりましたので、最後にします。
子育てが終わってミニバンの卒業を考えておられる方にも是非このヤリスクロスをご紹介したいです。
ミニバンの魅力はなんといってもその室内空間、そしてシートアレンジの多彩さや、多くの機能です。
アルファードクラスになると国産車の中でもトップクラスの高級感を誇っています。
お子さんが大きくなり、
「さすがにミニバンほどのサイズ感はもういらないかな・・・」
となった時、意外と多くお聞きするのが
「替えたい車がない」
という声です。
まず、ダウンサイジングを検討するものの、他の車を見た時に
「荷室が狭いな・・・。普段荷物を乗せるってわけではないんだけど、なんかあったらって考えると不安になるね。」
という声をお聞きします。
また、
「サイズが小さくなるのはいいんだけど、質感とか高級感とか、細かい機能とかは落としたくないんだよね・・・」
という声もかなり多くお聞きします。
そんな子育て卒業世代の方々にこそ、ヤリスクロスという選択肢。
ミニバンはSUVに負けず劣らず、とても魅力の詰まったジャンルです。
大人数乗る、質感も高い、荷物も載せれる、車高が高くて運転がしやすい。
牛丼で例えると、「メガ」を普段食べている方々なのではないでしょうか。
メガを食べ慣れている方が、大盛を食べたときの感想として、
「うーん、サイズはいいんだけど、お肉とご飯の比率がな・・・」
と言われるのは容易に想像がつきます。
そんな方に中盛りのサイズを提案するように、トヨタからはヤリスクロスというご提案。
まとめます。
ヤリスクロスの魅力⑤
安心してダウンサイジング出来る、トヨタのわがままSUV
と、ここまでヤリスクロスの魅力を5つほどご紹介しました。
①ありそうでなかった新しいサイズのSUV
②コストパフォーマンス高めなSUV
③TPOに応じて使い分けれる新しいSUV
④女性の方に是非みて欲しい新ジャンルSUV
⑤安心してダウンサイジング出来るわがままSUV
年々、車は新しいモデルが出るわけで、後から出てくる新しい車が「良い」のは当たり前のことかもしれません。
ですが、このヤリスクロスは本当に「良い」車だなと思います。山形、大感激です。
是非、すき家で牛丼を食べる際にはヤリスクロスのことを思い出していただけると幸いです。
よろしくお願いいたします。
(牛丼の話、途中まではノリノリで書いていましたが途中から面倒になって手抜きになってしまいました。読みにくい文章ですみませんでした。)
寒くなってきましたので、風邪ひかれないよう皆さんお気を付けくださいね!
出雲店 山形