「さくら猫」ってご存知ですか?
2024.08.29
こんにちは。 益田店の須藤です。 いつも益田店ブログをご覧いただき、ありがとうございます。
今回は9月20日~26日の動物愛護週間を前に、猫に関する情報を少しお伝えしようと思います。
知っている方もいらっしゃると思いますが「さくら猫」ってご存知でしょうか? 実は、不妊去勢手術済みである目印として、耳の先端をさくらの花びらのようにV字型にカットされた猫ちゃんたちの事をいいます。
飼い猫を屋外にも出す方は、施術される買主さんもいらっしゃるかと思いますが、主には地域で暮らす野良猫(地域猫)を対象としたものです。 そもそも繫殖スピードが早いと言われている猫ですが、1年間に2~4回出産し、1回の出産で4~8匹の子猫を産むそうです。 しかも生まれた子猫は生後半年ほどで子供を産めるほどまでに成長します。 つまり、放っておくと制御できないほどの猫が増えてしまい、その結果、食べるものに困ってゴミを荒らしたり、ふん尿による生活環境の悪化に繋がります。 更には発情期の鳴き声や、ケンカの声も近隣住民にとってはとても迷惑なことになります。 このようなトラブルが原因で、行政施設に持ち込まれて殺処分される猫ちゃんの数は、年間約2.7万頭だそうで、それだけ多くの命が奪われてしまっている現状は、大きな課題と言えます。
そこで、この課題を解決するための取り組みの一つとして「TNR活動」というものがあります。 「TNR」とは、猫を安全に捕獲するTrap(トラップ)の「T」、新たな子猫が生まれないように、不妊去勢手術させるNeuter(ニューター)の「N」、猫を元いた場所に戻すReturn(リターン)の「R」の3つの頭文字からできた用語です。
最近、私の自宅周辺にも猫が増えてきており、拾った何匹かの子猫を動物病院に保護してもらったりしましたが、このままではとんでもない数の子猫が増えてしまうことに恐怖を覚え、「TNR活動」に賛同しました。 結構な費用がかかることに頭を悩ませますが、望まない繫殖の防止と、一代限りの人生を幸せに全うしてもらいたい思いから、何とか頑張っていこうと思います。(自治体によっては、いくらか助成してくれるところもあるそうです。)
最初の方に戻りまして、この施術時に耳も同時に「さくらカット」します。 麻酔が効いている間に行われるため、身体への負担は少なく、少ない出血で処置できるそうです。 首輪やピアスだと生活する中で外れてしまう恐れがあるため、日本では「さくら耳」が浸透してきているそうです。 誰が見ても分かる目印をつけることで、間違って何度も捕獲してしまうリスクを防いだり、「地域猫」として住民の安心であったり、あたたかいまなざしのもと、豊かに暮らしていけると思います。
ちなみにオスは右耳、メスは左耳をカットするのが慣例だそうです。
最後に、人と猫が共存するための活動は、猫好きの方にとっても、猫が苦手な方にとっても、そして猫ちゃんたちにとっても、暮らしやすい地域づくりにつながるのだと思います。
PS,我が家にもとっても可愛いメス猫を1匹飼っています。 迎え入れた当時は、2才くらいの保護猫でしたが、すでにさくらカットされていました。 何故か両耳に!?
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それでは次回の益田店ブログもお楽しみに!
今回は9月20日~26日の動物愛護週間を前に、猫に関する情報を少しお伝えしようと思います。
知っている方もいらっしゃると思いますが「さくら猫」ってご存知でしょうか? 実は、不妊去勢手術済みである目印として、耳の先端をさくらの花びらのようにV字型にカットされた猫ちゃんたちの事をいいます。
飼い猫を屋外にも出す方は、施術される買主さんもいらっしゃるかと思いますが、主には地域で暮らす野良猫(地域猫)を対象としたものです。 そもそも繫殖スピードが早いと言われている猫ですが、1年間に2~4回出産し、1回の出産で4~8匹の子猫を産むそうです。 しかも生まれた子猫は生後半年ほどで子供を産めるほどまでに成長します。 つまり、放っておくと制御できないほどの猫が増えてしまい、その結果、食べるものに困ってゴミを荒らしたり、ふん尿による生活環境の悪化に繋がります。 更には発情期の鳴き声や、ケンカの声も近隣住民にとってはとても迷惑なことになります。 このようなトラブルが原因で、行政施設に持ち込まれて殺処分される猫ちゃんの数は、年間約2.7万頭だそうで、それだけ多くの命が奪われてしまっている現状は、大きな課題と言えます。
そこで、この課題を解決するための取り組みの一つとして「TNR活動」というものがあります。 「TNR」とは、猫を安全に捕獲するTrap(トラップ)の「T」、新たな子猫が生まれないように、不妊去勢手術させるNeuter(ニューター)の「N」、猫を元いた場所に戻すReturn(リターン)の「R」の3つの頭文字からできた用語です。
最近、私の自宅周辺にも猫が増えてきており、拾った何匹かの子猫を動物病院に保護してもらったりしましたが、このままではとんでもない数の子猫が増えてしまうことに恐怖を覚え、「TNR活動」に賛同しました。 結構な費用がかかることに頭を悩ませますが、望まない繫殖の防止と、一代限りの人生を幸せに全うしてもらいたい思いから、何とか頑張っていこうと思います。(自治体によっては、いくらか助成してくれるところもあるそうです。)
最初の方に戻りまして、この施術時に耳も同時に「さくらカット」します。 麻酔が効いている間に行われるため、身体への負担は少なく、少ない出血で処置できるそうです。 首輪やピアスだと生活する中で外れてしまう恐れがあるため、日本では「さくら耳」が浸透してきているそうです。 誰が見ても分かる目印をつけることで、間違って何度も捕獲してしまうリスクを防いだり、「地域猫」として住民の安心であったり、あたたかいまなざしのもと、豊かに暮らしていけると思います。
ちなみにオスは右耳、メスは左耳をカットするのが慣例だそうです。
最後に、人と猫が共存するための活動は、猫好きの方にとっても、猫が苦手な方にとっても、そして猫ちゃんたちにとっても、暮らしやすい地域づくりにつながるのだと思います。
PS,我が家にもとっても可愛いメス猫を1匹飼っています。 迎え入れた当時は、2才くらいの保護猫でしたが、すでにさくらカットされていました。 何故か両耳に!?
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